熱海のCoeda Houseを貸し切ってDestination Weddingを!

富士山は、その名前の由来が諸説あるといわれているのをご存じでしょうか。
「フジ」という発音が文献に登場するのは万葉集の頃ですが、様々な字が当てられ、確定的な文字は当時は無かったようです。
たとえば、「不二」。文字通り、「二つとない」、「唯一無二」の高峰という意味です。
さらに、「不尽」という字があてられることもあったようです。万葉集のなかにおさめられている、山部赤人の「田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にぞ 不尽の高嶺に 雪はふりける」という歌が有名ですよね。「不尽」の字には、その素晴らしさや大きさが尽きない、果てがないという意味が込められています。
また、神代の時代から活動を続ける永遠に命の尽きない山として、「不死」とも書かれます。竹取物語でも登場する、不老不死の薬があるとされている山がこの富士山だといわれており、神々が住んだとされる高天原もこの富士山の麓であるとされている記録もあります。
富士山の由来が様々にある理由には、ふたつとないその壮大さや美しさを尊ぶ日本人の心、また、とぎれなく永遠に続いていくものの象徴として考えられていたことにあるのではないでしょうか。

また、富士には縁起物というイメージも強くあります。
代表的なものが、「一富士二鷹三茄子」という言葉。
年の初め、初夢でこれらを見ることができれば、大変縁起が良いとされています。
富士山の裾野のように大きく広がっていく形状を指す「末広がり」という言葉も、縁起のいいものとされているもののひとつです。先が広がっていくことから、繁栄を表すほか、将来の展望が開けるという意味もあります。転じて、お祝い事や門出などでも、頻繁に使われる言葉です。
富士山が古くから日本人の中で縁起の良い存在として大切にされているのも、おめでたさの象徴であると同時に、人生の目標や展望を暗示し、運命や導きなどをもたらす山であるからだと考えられているためです。

さらに、富士山の繁栄のイメージのルーツは、日本神話にも見ることができます。
富士山には、麓に富士山本宮浅間神社があり、山頂にも同神社の奥宮があります。
この神社には、コノハナサクヤヒメという、名前の通り美しい花を象徴する女神様が祀られています。
コノハナサクヤヒメは、高天原で美しい女神たちの間で育ったとされるニニギノミコトが一目惚れするくらいの美貌であったといわれ、ニニギノミコトからの求愛を受け夫婦となります。一夜をともに過ごし、コノハナサクヤヒメは身ごもります。驚いたニニギノミコトは、妻の不貞を疑いました。そこで、コノハナサクヤヒメは、産屋に火を放ってその火中で出産し、おなかに宿した子どもが天つ神の子であることを証明したといわれています。
そのような状況でも情熱的とも言える強い母性の力を発揮し出産をしたことから、彼女は、子授け・安産の神様として知られています。夫婦が幸せに結ばれ、命を生み出す女性の強さや子孫繫栄を象徴する神様が祀られる、富士山本宮浅間神社。このようなストーリーもまた、富士山の繁栄やおめでたさをより強めているといえるでしょう。

このようなエピソードを持つ富士山に見守られながら夫婦の永遠の愛を誓うのは、とてもロマンにあふれた、忘れられないひとときになると思いませんか。
Best of the Fujiでは、10の国が見えると名付けられた十国峠からもほど近い富士山を臨める観光地であり、かつて国内No1の新婚旅行のメッカと言われた熱海の名所「Coeda House」で皆様の理想のDestination Weddingをプロデュースいたします。
コノハナサクヤヒメの住まう山である富士の雄大さをヘリコプターで体感したり、熱海名物の花火をプライベートで打ち上げたり、この土地ならではのラグジュアリーな体験をすることで、この人生一度きりの晴れの舞台を唯一無二の思い出にすることができます。かつては「安多美」と言われ、安らぎが多い美しい場所熱海で一生の思い出を富士山のストーリーとともに奏でるお手伝いをさせていただきます。